今回、2月27日に予定していた「リトル・ママ フェスタ大阪」の開催を延期することにしました。
https://festa.l-ma.jp/osaka2020Feb

延期を決定するにあたって、色々なことを考える必要があったので、ここに記したいと思います。

まずは、今の段階でイベントを「開催する」ことも「延期する」ことも、いずれも正解であり不正解です。
だからこそ「開催する」という判断をした他イベントに対する一方的な批判は、控えていただければと思います。

私がイベントを延期することに際し考えたのは、新型コロナウイルスの拡散を止めることと共に、
経済活動を止めることに関してです。イベントの開催を延期するということは経済を止め、社会活動を止めることです。
弊社にしても、これ以降どれほどのイベントが延期になるのか、まだわかりません。
これにより、当然弊社は少なからず経営リスクを抱えることになります。しかし、それは自社だけの問題ではありません。
自粛モードが高まり、様々な社会活動が中止になれば経済が停滞し、経済が停滞すれば倒産する会社が増えるのは必至です。
今後さらにイベント中止が増えていけば、多くのイベント会社や、その下請け会社は倒産することになるでしょう。

例えば、東京マラソンの一般参加やアイドルグループのコンサートがなくなって、
行く予定だった人が「残念…」と語る様子を伝える報道があります。
もちろん、弊社のイベントを待ってくださっていた方々もいるでしょう。
その期待にお応えできないのは、私たちとしても残念でしかありません。
しかし、イベントの延期や中止には別の側面があります。それによって、職を失う方が増えるということです。

社長としての「延期」の判断は、世の中の経済をマイナスに進めることに繋がります。
一方で、「開催」の判断は新型コロナウイルスの拡散を助長することになるかもしれません。
イベントを開催する、延期する、いずれにせよ苦渋の決断なのです。

こうした現状に対し、各自治体は「大規模な屋内イベントは延期か中止」、「イベントは国全体で自粛すべきだ」などと表明しています。
また、国からの現時点での通知では「感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討すべし」となっています。
自粛を促しつつ、後は自己責任ということです。
ウイルスの拡散防止は目下の最重要課題ですが、ひとつのイベントにどれだけ多くの人が関わり、
どれだけ多くの生活が繋がっているかという点は切り離されている印象です。
今のところ、企業や労働者に対する支援策もありません。
イベントに人が集まるというリスクを考えるのであれば、満員電車などの交通や飲食店、商業施設なども感染リスクが高いはず。
本気で感染を止めるのであれば、2週間すべて止めるくらいの判断と覚悟が必要なのではないかと思います。

いずれにせよ、ウイルスの拡散を止めることは国民の急務です。
これからも難しい判断が続きます。私たちだけでなく、他のイベント運営団体もおそらく同様でしょう。
ただ、イベントを中止・延期することが「正」で、実施することが「悪」ではない、ということはご理解いただきたく思います。

現在罹患している方々の健康回復と、
新型コロナウイルスの一日も早い終息を祈るばかりです。


(株)リトル・ママ 代表取締役 森 光太郎